-
はじめまして。数年前から趣味程度で木工旋盤を始めた者です。日々、YouTubeや和田さんが書かれた本を参考に見させていただいています。現在、グラインダーの購入を考えていますが、2種類のグラインダーで悩んでいます。(同じ内容を先日、ツバキラボさんへもお聞きました。その節はありがとうございました。けれども、よりリアルな感想や意見を和田さんからお聞きしたくて)1つは、グラインダー&Tru-Grind プレミアムシャープニングシステム コンプリートセット。もう1つはTORMEK 水冷式低速研磨機 T-4です。当初はグラインダー&Tru-Grind プレミアムシャープニングシステム コンプリートセットの一択だったのですか、(こちらもツバキラボさんのホームページに紹介があった)【動画】Glenn Lucasが解説するウッドターニングの始め方に、TORMEK 水冷式低速研磨機T-4が出ており、迷っています。すみませんがメリット、デメリット等含めまして、2つの違いを教えて頂けると幸いです。よろしくお願いします!
wadakenji3 コメント-
パピさん、本を読んでくださっているとのことありがとうございます!
シャープニングでTORMEK T-4とツバキラボが販売しているCBNグラインダー+Tru-Grindプレミアムのセットで悩まれているのですね。非常にわかりますw TORMEKの水冷式は誰もが憧れるものです。
今一度この二つの比較すべきことを整理すると
TORMEK T-4のホイール(砥石)はSG (Super Grind)ホイール、研ぎジグは無い。
ツバキラボのグラインダーのホイールはCBN、研ぎジグはWoodcut Tru-Grind プレミアムシャープニングシステムまず、TORMEKのSuper Grindホイールは、性能の良い砥石です。そして水冷式は圧倒的なメリットです。発熱しないので、刃先は焼けません。ただし、粉末冶金鋼(パウダーメタル)刃物を研ぐことはできません。あと、摩耗で直径が変わるため、ジグを使って研ぐ場合は設定が都度変わります。これがデメリットです。
CBNは人工ダイヤモンド並みの硬さで、摩耗もせず、発熱も小さいです。ドレッシングは不要で、直径も小さくなることはないため、ジグの設定を変える必要がありません。
TORMEKのメリットは水冷で熱を持たないという1点だけかと個人的には思います。(これについては、ほかに意見があればぜひ他の人の意見も聞きたいところです。)
総合的にみて、やはりCBNに軍配が上がるかと思います。ちなみに、グラインダーに最初からCBNをセットしているのはツバキラボだけです。CBNの取り付けから、ジグの取り付けまで、ほぼすべて僕たちが自らセットし確認して出荷しています。
参考になれば幸いです!
-
ちなみに、TORMEKのSuper Grindホイールと似た名前で、SGホイールという砥石があります。これはNortonのSeeded Gelという砥石です。略すとどちらもSGホイールです。
NortonのSGホイールは自己研磨性があることがメリットです。一般的な白いアルミナ砥石(ホワイトアランダム)は、金属粉が詰まってしまいまい、ドレッシングといって面を削り出す必要がありますが、SGホイールは砥石自身がミクロレベルでぽろぽろ崩れるので、詰まることなく常に新しい研磨面がでています。寿命は白いアルミナ砥石に比べて5倍と言われています。
しかし、SGホイールは白アルミナ砥石と硬さは同じなので、結局バナジウムが含まれる粉末冶金鋼(パウダーメタル)刃物は研ぐことができません(というより、刃物の性能を引き出すことができません)。また、砥石の直径は使うことで小さくなるのでジグを使う場合、設定が変えなければいけません。その点はTORMEKのSGと一緒ですね。
うんちくでした。
-
和田さん
いつもお世話になっております。
以前、ツバキラボさんよりCBNホイール(#600)を購入した坂田です。
グラインダーとTORMEKの両方を使用してみた感想を共有させていただきます。
当初はメルカリで購入した中古の日立グラインダー(GBT-5)にCBNホイールを取り付け、回転数を毎分1,200回程度に調整してバイトを研いでいました。短時間でしっかり刃が付き、非常に効率が良いと感じていたのですが、使い続けるうちに刃物の減りがやや大きいような気がするようになりました。
そこで現在は、TORMEK T-8とCBNホイール(#1000)を使用しています。
CBNなので面直しの必要がなく、また回転数も毎分90回程度と低速のため、刃先の焼きや削り過ぎを気にせず落ち着いて研げる点は非常に気に入っています。刃先がつきさえすれば良いので。
その一方で、刃先に欠けがある場合や大きく形状を修正したい場合には、さすがに時間がかかります。そのような用途では、高速グラインダーの研削力の高さを改めて実感しました。
現在は、
欠け取りや大まかな形状修正はグラインダー(CBN #600)
日常の研ぎや仕上げはTORMEK(CBN #1000)
という使い分けをしております。
おすすめされる使い方や番手の組み合わせなどがありましたら、ぜひ教えていただけると嬉しいです。
-